一応DJを始めてからずっと DJ KAZ という名前を使ってきましたが、最初から「ぱっとしない」「沢山いる」「インパクトがない」などという理由でいまいち好きになれない名前で活動してきました。最近は(POP JACKER)を付けて差別化を計っているし、カズくんと呼ばれるのが定着してきたので変えるつもりもないです。
先日、新潟の実家に帰った時、家族がいる中でイベントのフライヤーを切る作業をしていると、父親が1枚手に取り、「KAZってのはおまえか?」「そうだよ、オレ、カズヒロじゃん」と言うと父親は嬉しそうに「オレの好きな70年代のシンガーソングライターでEric Justin Kaz(エリックジャスティンカッズ)ってのがいるんだけど、それと同じ綴りだよ、Uを付けない書き方。」と、この偶然を喜んでいたようです。
その流れから、オレの名前がつけられた由来の話になり父親は「オレがそのEricJustinKazと加藤和彦が大好きだからカズを入れたかった」と言いました。父親が加藤和彦の事を崇拝しているのは知っていたのですが、まさか自分の名前の由来にもなっていたとは。気付きませんでした。
そんな話をして父親が寝た後、実家にあったEric Justin Kazのレコードを聴いてみました。柔らかくて優しく、ジャジーな演奏がとても心地よいグッドミュージックでした。この人の名前がオレに入ってるんだなぁと思うとなんか嬉しくなりましたね。
だからってシンガーソングライターを目指したりはしませんが、自分の名前に対する意識がちょっと変わった出来事でした。皆さんも、自分の名前の由来、聞いてみてはいかがでしょうか。