cana÷biss 提供楽曲解説
2015年08月19日発売「キラースマイル」収録
2015年12月23日発売「ティーンエイジャー」収録
2018年04月25日発売「cana÷biss」収録
2021年04月28日発売「LAST WISH」収録
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今年も自分用のエンタメ備忘録として残しておきます。
2023年は社会復帰2年目、しっかりと姿勢矯正の整体に通って一年を通じて心身共に回復傾向にあった年になったかなと思います。それを象徴するようにライブ遠征が増えたり久しぶりにDJやったり、去年より格段に活動的になりましたね。ライブがかなり多くなった2023年はこんな感じになっております。
1月【アニメ】NieR:Automata Ver1.1a
1/1【配信ライブ】マヂカルラブリーno寄席
★1/14【LIVE】藤井風 @ さいたまスーパーアリーナ
2/22【ゲーム】龍が如く維新 極
3月【映画】RRR
★3/16【LIVE】Phoenix @ Zepp Haneda
3/16【ミュージカル】おとこたち @ PALCO劇場
3/17【映画】シン・仮面ライダー
1月と3月に早速ライブ遠征を入れるというスタートダッシュを切った2023年。ここ数年ハマりっぱなしだった藤井風、ようやくライブに参加出来て熱もひと段落。Phoenixはもうずっと最高、日帰り平日弾丸遠征頑張って良かった。
4月【アニメ】推しの子
★4/26【LIVE】The 1975 @ ぴあアリーナMM
5月【買い物】NEWコアラマットレス
★5/12【ゲーム】ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム
★6/22【ゲーム】FINAL FANTASY XVI
6/23【映画】リバー、流れないでよ
The 1975も日帰り平日弾丸遠征。来日単独公演はほとんど平日なのが辛い。そしてこの辺はゼルダとFF16という2023年を代表する最高のゲームが立て続けに発売されて感動と興奮の過剰摂取期間でした。そしてコアラマットレスとエアウィーヴの枕を購入して寝具をアップデート。マジで一回横になったら起き上がれないくらい心地良いです。
7/4【LIVE】スピッツ @ 新潟県民会館
7/9【LIVE】松任谷由実 @ 朱鷺メッセ
7/22【LIVE】ハクションズ企画
★7/29【EVENT】FUJI ROCK FESTIVAL '23 DAY2
★8/5【DJ出演】PLAY -final-
8/9【TV】LIGHTHOUSE (Netflix)
★8/19 【EVENT】SUMMER SONIC 2023 DAY1
8/30【配信ライブ】あちこちオードリー オンラインライブ〜心のかさぶた剥がしデスマッチ!〜
9/9【LIVE】KONCOS @ NIIGATA WOODY
9/13【ゲーム】ポケモンSV 追加DLC前編「碧の仮面」
夏も全力で活動。なんといっても最前列で観たフジロックのCory Wongが今年のベストライブ!いや、人生規模でもランクインする程本当に本当に最高のライブだったんです。そしてDJも久しぶりにやったり地元のライブに行ったりして久しぶりの皆様に会えたのも嬉しかったなぁ。
10/9【配信ライブ】throwcurveを語りたい
★11/3【映画】ゴジラ-1.0
11/9【ゲーム】龍が如く7外伝
11/17【ゲーム】スーパーマリオRPG
11/25【EVENT】ツブコン2023 @ 東京ドーム
11/26【LIVE】Subway Daydream @ 下北沢Daisy Bar
11/26【配信ライブ】小出祐介&南波一海の“こんばんはプロジェクト”vol.18
12月【映画】フローラとマックス (AppleTV+)
12月【映画】くるりのえいが
12/14【ゲーム】ポケモンSV 追加DLC後編「藍の円盤」
12/23【EVENT】ルミネtheよしもと 土日年末公演
12/23【LIVE】くるり @ Zepp Diver City TOKYO
12/24【TV】M-1グランプリ 2023
後半はなんといっても「ゴジラ-1.0」の公開ですね。初日最速(通常)、4DX、ScreenX、轟音の計4回劇場に行きました。ソフビ収集にハマってしまい少しずつムビモンを買い揃えてます…。今年買った唯一のCDはミスチルの新譜でしたが、今の自分の好みにはフィットしない作風でちと残念でした。遠征も更に2回重ねて最後まで遊ぶことを途切れさせずに一年を終えることに。
〜部門別優勝〜
【LIVE】Cory Wong @ FUJI ROCK FESTIVAL '23
【ゲーム】FINAL FANTASY XVI
【映画】ゴジラ-1.0
こうしてまとめてみると、明らかに去年よりメンタル安定していたのはきっと定期的に楽しみを作ってそこをめがけて生活するリズムが形成出来たのが大きかったと思いますね。楽しい一年だったと言えるんじゃないでしょうか。
自分は周りの同世代よりも人生遅れている自覚は持って生きていて、ここ数年は死にかけたメンタルを再生させるリハビリ期間だという感覚でした。これからは、もっとこの先の人生をどうするかちゃんと考えて生活して行かなきゃですね。
で、近年音楽を聴く量が減って音楽だけのマイベストをしばらくやってなかったですが、今年は9作選べるくらいは聴いていたので一緒にここに記録しておきます。
くるり / 感覚は道標
Subway Daydream / RIDE
Dylan Chambers / It’s Time For Dylan Chambers!
Cory Wong / The Lucky One
スピッツ / ひみつスタジオ
星野源 / LIGHTHOUSE - EP
Knower / Knower Forever
Winona Forever /Acrobat
DIALOGUE+ / DIALOGUE+2
Subway Daydream - Radio Star
『ゴジラ-1.0』公開初日最速回、行って来ました。前日は緊張興奮で3時まで眠れなかったですね。初回見た最初の一言があるとしたら、
「山崎貴監督、気持ち伝わりました!ありがとう!」
という気持ち。
ゴジラ新作として、素晴らしかったです!
絶望の象徴としてのゴジラがアップデートされた感じがあります。とにかく興奮したし、しっかり絶望出来たし、キャスト、音楽、VFX、文句なし!
と同時に、大好きな『シン・ゴジラ』は、ゴジラ作品としてはかなり異色でエンタメ性が高い"楽しい"作品だったんだな、と改めて思ったのもありました。別物ですね、もちろんどっちのテイストも好きです。
ゴジラマイナスワン、パッと思い出せるポイントとしてはこんな感じ。
※物語のネタバレはしないようにしましたが、気になる方はここでバックしてください。一歩踏み込んだ感想を書きます。
・とにかくゴジラが怖い
→ゴジラに求める迫力や絶望感がバッチリでした。監督のゴジラ愛をしっかり感じたし、ゴジラファンを唸らせるパワーを持ったゴジラだったと思います。
・ツッコミ所も物語の凄みでカバー
→突っ込みたくなるポイントは結構あったけど、絶望を描く物語が図太く一貫しているので、思考が横道にそれてもすぐに戻れる引力のある世界観でした。
・序盤ちょっとタルい?
→序盤というか、台詞が説明口調な所が多いような気がしたけどこの辺も上で述べた所に落ち着くので、この点はもう一回観てみるとまた印象が変わりそうなポイントです。
・エンディング、私は肯定派
→賛否分かれそうなエンディングではありましたが、「生きて、抗え」というキャッチコピーのメッセージの先を感じたので、私はこれでよかったと思いました。(あと「FF16のエンディングはああだったけど、マイナスワンはこうだったね」っていう話ができそうな人募集します笑)
そして個人的MVPキャストは佐々木蔵之介さんです!あのチーム四人とも素晴らしかったですが、全ての表情、台詞にグッときました。
何よりやはり、新しいゴジラ作品が観れるというのが本当に嬉しいんですよね。子供の頃からゴジラやウルトラマンで育ってきた者としては、大人になって現実に打ちのめされたとしても、子供の頃と同じようにドキドキワクワクできるコンテンツがあるという事が嬉しいんですよ。
自分にとってゴジラは、絶望の象徴であればある程「生きる希望」になる存在なんだなと、今回の『ゴジラ-1.0』を観て感じました。
ここまで読んで頂いた皆様ありがとうございました。気になっているのであれば是非、映画館で公開しているうちにチェックするのをおすすめします。ゴジラの咆哮に震えましょう。
※ネタバレしてよければ話したいキーワード
放射能/器械体操/首のアザ
『ゴジラ-1.0』公開が間も無くですね。気分を高めていくためにいくつかゴジラ作品を見返しています。『シン・ゴジラ』公開前は全28作全て見返しました。一応、ゴジラ全作品なんとなくどういう話なのかくらいなら簡単に説明できる程度の拙い知識量で間違ってる部分もあると思いますが、その中でも私が好きな作品を3本紹介させて頂きます。このブログを覗いて頂いた皆様のお気に入り作品も教えて欲しいです!
『ゴジラVSビオランテ』(1989)
監督:大森一樹
バイオテクノロジーによって生み出された植物怪獣ビオランテとゴジラの戦いを描いた平成作品の中でも人気の高いこの作品、私の推しポイントはこちら!
①マッドサイエンティストの暴走
②ビオランテの造形美、迫り来る台車
③音楽を"すぎやまこういち"氏が担当
【①マッドサイエンティストの暴走】
そもそもなぜビオランテが生み出されたかというと、娘を亡くした博士が悲しみに暮れ、娘の遺伝子と、娘の好きだった薔薇と、ゴジラ細胞を組み合わせてしまった博士のエゴによる成れの果てなのである。そのゴジラ細胞に引き寄せられるようにゴジラが目覚め、人類は二つの脅威と対峙することになる、といった感じですね。
【②ビオランテの造形美、迫り来る台車】
それまでの怪獣らしくない生々しい触手の動きが魅力的なビオランテ。終盤のビオランテ植獣形態がゴジラに迫り来るシーンは、ビオランテを台車に乗せてレールを引いて人力で引っ張ってカメラを振動させるという平成初期ならではのアナログな技法で撮影された、CGとはまた違う迫力を堪能できます。
【③音楽を"すぎやまこういち"氏が担当】
開始0秒で「ドラクエ!?」と思う程のすぎやまこういち流オーケストラが聞こえて来ます。と思えばらしくないビートの強いトラックもあったりと良い意味でゴジラっぽくない劇伴となっており、両方のファンからしたら堪らない組み合わせ。
「ゴジラでもビオランテでもない、本当の怪獣は、それを作った人間です…」
『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(2001)
監督:金子修介
平成ガメラ三部作を手がけた金子修介監督による、1954年の第一作目初代ゴジラ出現からの50年後の単独パラレルワールド世界線の作品。通称GMK。他は結構続き物だったりするので、ゴジラ過去作でお勧めを聞かれたら、私はこれを挙げるかなというくらいお気に入りの作品です。
①大怪獣バトル+伝記ファンタジー、オカルト風味
②ゴジラがただひたすらに絶望の象徴
③舞台のひとつに新潟県妙高市
【①大怪獣バトル+伝記ファンタジー、オカルト風味】
世界観は、古代の言い伝えや怪しい霊媒師が登場するなどファンタジー・オカルトの要素が強い。ゴジラは「残留思念の集合体」という捉え方で、ゴジラの出現に合わせて伝説の三大怪獣バラゴン、モスラ、キングギドラが目覚めて壮絶なバトルが繰り広げられるという感じの流れ。やっぱり怪獣映画はこれじゃないと!という場面がてんこ盛りです。
【②ゴジラがただひたすらに絶望の象徴】
とにかく人が死にまくります。出演する芸能人も容赦無く死にます。戦争の悲劇を忘れかけた人類に対する警鐘として描かれるゴジラがあまりにも無慈悲に人を殺しまくり、実際に「あ、これ完全に死んだわ」というシーンが沢山あります。あと、ゴジラのビジュアルもこの作品だけ完全に白目で怖いです。
【③舞台のひとつに新潟県妙高市】
バラゴンはゴジラシリーズでもマイナーな怪獣で、ここまでフィーチャーされる作品はこれくらいです。しかも登場するのが新潟県妙高山、作中に何度も「新潟」というワードが出てくるので、新潟人としてはそこもワクワクするポイントですね。
最近、大和田伸也さんのYouTubeでポケモンのゲーム実況を見ているのですが(お爺ちゃんが頑張ってゲームする姿にイカれた編集のアタオカチャンネルでこちらもオススメ笑)、この作品にも出演していて胸熱です。
『シン・ゴジラ』(2016)
監督:庵野秀明
日本に突如現れた謎の巨大不明生物に、人類がどう立ち向かうのかを描いた物語で、国内作品だと『ゴジラFINAL WARS』で一旦幕を閉じたゴジラの歴史を12年ぶりに再開させた記念すべき作品。ゴジラファンとしては、これがヒットしてくれたおかげでこの先にゴジラコンテンツが定期的に続くようになったのは嬉しい限りでしたね。劇場に9回足を運んだ程、間違いなく人生で一番好きな映画です。
①厨二心をそそる演出の連続
②日本の政治家が格好良く見える
③パワーワードのオンパレード
【①厨二心をそそる演出の連続】
ゴジラ初の変形、尻尾からも熱線、無人在来線爆弾、◯◯作戦など、あの初めて映画館で見た時の興奮の連続は今でも超える作品はないです。生粋の特撮オタク庵野監督にしか生み出せない遊び心と特撮オタクを唸らせる細か過ぎる要素、かつ音楽やカメラワークなど原作へのリスペクトもしっかり感じる演出、語り出したら止まらなくなります。
【②日本の政治家が格好良く見える】
この作品は日本の政治家や行政の悪い所あるあると、それぞれの仕事にそれぞれが誇りを持って取り組む理想像の両面が散りばめられており、日本のお堅い姿勢を揶揄しながらも皆が最後まで希望を捨てない姿勢がグッとくるストーリー。クスっとしてしまう出演者達の絶妙な演技とシリアスなシーンの繰り返しから、物語展開の緩急バランスが最高に気持ちいいんですよ。
【③パワーワードのオンパレード】
ほぼ全出演者に何かしら存在するインパクト抜群の台詞の連続で、ヒップホップを聴いてるかのようなテンポの良さで何度でも繰り返し見たくなるシーンばかり。
この台詞クリアファイルの文字列だけでどんなカットだったか容易に思い出せるくらいには。
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『ゴジラ-1.0』は初代ゴジラ(1954)の出現より前の話らしいですね。監督がドラクエユアストーリーの山崎貴監督ということで、ゲームアニメ特撮寄りのファンからすると不安になる気持ちもわかります。私もユアストーリーのオチはどうかと思う派ではありますが、ここはもう信じるしかないです笑 "ALWAYS〜"とか"STAND BY MEドラえもん"なんて素晴らしい作品じゃないですか!事前情報での映像やキャストは間違いないと思うので、あと少し、ゴジラファンとして期待しましょう。
「…っていう映画の話でしたー!」みたいなオチ以外であればどんな話でも受け入れますよ笑
フジロックとサマソニ。この二つのフェスは2019年に通常開催して以来、世界情勢により2020年は中止、2021は特別形式、2022年から制限付き、そして2023年は制限なしの通常開催と激動の三年を乗り越えてきました。自分も2019年に両方参加して以来、今年は三年ぶりに両方参加してきました。
フジロックは特に13年連続で参加していたから、日常が戻ってきた感じが凄かったですね。今年観たライブはこんな感じ↓
FUJI ROCK FESTIVAL 2023 DAY2 - 7/29 SAT
○GEZAN with Million Wish Collective → ◎BENEE → タテタカコ → (JATAYU) → (TESTEST) → ○UA → ☆Cory Wong → ○Louis Cole → (幽体コミュニケーションズ) → SAKURA CIRCUS
早朝に出発したにも関わらず民間駐車場がパンパンで過去1遠い場所になったことから始まった久しぶりのフジロック。一滴も雨が降らず強烈な日差しで灼熱の会場、それでもそこにいるだけで多幸感に包まれる特別な場所なんですよね。
木陰でGEZAN観て、上手前方ブロックでBENEE観て、暑くて死にそうだったのでラインナップにないサプライズアクトのタテタカコを木道亭で涼みながら観て、友達と合流してダラダラして、UAを下手ステージ脇で観ながら次のスタンバイ。
今年は、残念ながらキャンセルになったFRF2020にラインナップされていたCory Wongのリベンジ初来日、この日を本当に楽しみにしていました。そんな期待値を何倍も超えるほど最高にご機嫌でハッピーなライブ、間違いなく今年一番アガった時間でした。。
しかもそれを最前列で観れたなんて今でも夢のようです。コリーの超絶カッティングはもちろん、ドラムがタイトでパワフルでめちゃくちゃ格好良かったなぁ。ベース、ドラム、鍵盤がコリーの学生時代からの友達っていうエモメンバーに、ホーン隊がプリンスのチームという超最強バンドなのヤバい。マイベストフジロックTOP3に入りますこれは確実に。
ルイスコールも同じくらい観たかったのに30分被せるタイムテーブルを恨んでいたのですが、コリーウォンが終わった多幸感と一日動き回った疲労感で60分くらいライブ観れたのにあまり集中できず。
その後友達とオアシスでご飯食べて、帰りしなにルーキーの幽体コミュニケーションズを観ていたら、ルイスコールらしき外国人を見かけるが、まさかと思いスルーしたら後に本物だと情報が流れてきてその場は撮影大会になってたとか、、完全フリーの野生のルイスコールと接触出来たのに、惜しいことをしました。。
最後の力を振り絞り遠い駐車場まで登山し、仮眠をとって朝方にグッズ売り場まで下山し自分へのお土産を購入し、道の駅の温泉に立ち寄って帰宅。その日のうちに片付けと洗車を済ませて3年ぶり13回目のフジロックは終了しました。本当に楽しかったなぁ。。
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SUMMER SONIC 2023 TOKYO DAY1 8/19 SAT
◎New Jeans → ○Bialystocks → ◎Gabriels → ○Cornelius → (FALL OUT BOY) → ☆星野源 → ☆Jacob Collier
会場には11時頃には着いていたのですが、入場ゲートの大渋滞でマリンスタジアムに入ってスタンドの席に着く頃はNew Jeansスタートギリギリになってしまうレベルの混雑。流石早々に完全ソールドしたサマソニ。
New Jeansは、自分の周りにガチ勢が多くあまり声高に話していないのですが曲は大体チェックしていたので、ライブ観れるなら観たいなと思ってました。昼のマリンが入場規制になるなんて今まで観たことなかったのでその人気に慄きつつ、そのオーラと曲の力で自然と体は動き、気づけば魅了されていました。
メッセに向かう前にグッズを物色し、日本の若手バンドBialystocksへ。ボーカルの雰囲気とサウンドがどこかUNCHAINを彷彿とさせる感じでとても好みでした。そこからしばらく休憩し、コーチェラ中継を観てサマソニが決まってからずっと楽しみにしてたGabriels、ソウルフルなパフォーマンスが素晴らしかった。コーネリアスは何度も見てるので安心のクオリティ。こちらも素晴らしかった。
ここから先のタイムテーブルに本当に悩んでいたんです。
[ルートA] Wet Leg→少しThundercat→YOASOBI
[ルートB] 少しFALL OUT BOY→星野源→Jacob Collier
Blur目当てでチケット取ったはずなのに、裏にそれ以上魅力的な並びが発生してしまったもんで。。
今のJ-POPを代表するYOASOBI、正直全曲知ってるし大好きな曲も多数、何より生で"アイドル"が聴きたい、けどワンマン行くようなファンでもないし、フェス特有の治安の悪さが懸念される。対して、2016年のデビューアルバムに衝撃を受けて以来ずっとライブを観てみたかった、音楽が擬人化したようなマルチプレイヤーJacob Collierがどうしても諦めきれない。
結果、[ルートB]を選択して大正解でした。まず、星野源はラジオ聴いてるくらいパーソナルな所までファンであり、いつぞやのフジロックで二度の入場規制でライブ観れなかった経験もあり、コロナ禍での"うちで踊ろう"にも救われました。そんな存在である星野源、ヒット曲満載、コラボあり新曲ありの最高なライブ、感無量でした。
そしてずっと観てみたいと思ってたジェイコブコリアー。
実は6年前にアメリカに行った時、もう一日滞在日が長ければBlueNoteNYで観れたなーと心残りだったのを今でも覚えてます。それくらいずっと気になってた存在。一人で多数の楽器を演奏し、観客をも操り自身の演奏と一体化する、音楽の化身ジェイコブコリアー。彼にしかなし得ないステージに体の疲れも忘れさせるような心も身体も躍る幸せに包まれた最高の空間がそこにはありました。
この1ヶ月の間にコリーウォンとジェイコブコリアーをはじめとした数々の素晴らしいライブが観れたのは、本当にこの空白の三年を取り返すかのような供給過多の時間でしたね。
正直、コロナ禍に入り、DJも音楽制作もしなくなってゲームしかしなくなってしまって以来、自分は音楽が大して好きじゃなかったんじゃないかと思って絶望したり、それでも少しずつライブに行ったりするのもただの惰性なんじゃないかと思ったりもしてたんです。でも、フジロックとサマソニに行き、なんならその間に5年ぶりにDJもしたりして、自分はやっぱり音楽好きだったんだなと安心出来たことが何より収穫だったかもしれません。「あぶねー、まだ音楽好きだったわー」って感じ。それは、音楽の現場に少しずつ復帰し、かつての音楽仲間に再会してお喋り出来たことも大きいと思います。精神的にも腐り続けていた数年、この勢いでまた何か音楽活動しようかな、なんて思えるところまで回復してきたかも。
こういうライブとかフェスとか、人生には人それぞれの楽しみが絶対に必要。
先々にその"楽しみ"の火を灯しながら、それを目指して生きていく。そういえば、そうやって今まで生き延びてきてたよなぁと思い出せた2023年の夏フェスシーズンでした。
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余談ですが、ジェイコブコリアーのTシャツは確保しようと思いグッズ売り場を覗いたら楽譜(¥3000)が売られているを発見。その週の木曜にあった単独公演で販売されていた事は事前に知ってたのですが、国内販売されていないレアモノのピアノスコア、さらにサイン入(¥6000笑)もあり、その場の勢いでサイン入りを購入笑(道中めっちゃ邪魔だった) 楽譜は読めないけどコードネームは載ってるのでそれでなんとかなりそうだが、この難解コード、もしやこれが解読できればミュージシャンにとってチート書籍なのでは。。